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体外衝撃波結石破砕術(ESWL)

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泌尿器科では、腎臓・尿管・膀胱・前立腺・男性生殖器・尿道に生じる疾患についての診療を行っています。
当院を受診される患者様で多い疾患としましては、尿路感染症(膀胱炎・腎盂腎炎・前立腺炎・尿道炎など)・尿路結石(腎結石・尿管結石・膀胱結石)・排尿障害(前立腺肥大症・過活動膀胱・頻尿ほか)などがあります。
また、健康診断や人間ドックで尿潜血(血尿)などの異常を指摘された患者様も多く受診されます。
中でも尿路結石に対する診療に関しましては、2005年に現泌尿器科部長の新井医師が着任して以降、ESWL(体外衝撃波結石破砕術)治療の専門病院として広く知られるようになり、年間治療件数は県内最多で、治療成績は国内外でもトップレベルを誇っています。
加えて、治療のみならず再発予防についてのアドバイスや定期検査にも力を入れて行っております。
【泌尿器科を受診される症状の例】
  • 尿が我慢できない。尿が漏れる。
  • 尿の回数が多い。夜、排尿のために何度も起こされる。
  • 尿の勢いが悪い。尿が出にくい。尿が出ない。残尿感がある。
  • 血尿が出る。健診で尿潜血を指摘された。
  • 尿が濁る。尿臭が強い。
  • 排尿時に痛みがある。尿道から膿が出る。
  • 片側の腰痛がある。脇腹が痛む。(→尿管結石の可能性あり)
  • 勃起しない。勃起が持続しない。
【外来診療日・患者数】
泌尿器科では基本的に週2回(火・金)の午前・午後に外来診療を行っておりますが、再診(予約あり)の方に限り、お仕事などの都合に合わせ他の曜日での対応も検討させて頂いております。
月平均患者数 うち初診患者数
343.6名 53.7名

<<初めて受診される方へ>>

初診の方は、予約制となっておりません。
(尿路結石の治療目的で、事前に他院を通して予約されている方は例外。)
受付時間は、午前は10時半まで、午後は16時までとなっておりますが、予約(再来)の患者様が優先となり、また検査内容によっては長時間を要すため、午前・午後いずれも早い時間帯での来院をお願い致します。

<<健康診断や人間ドックでの異常で来院される方へ>>

出来ましたら、健康診断や人間ドックの結果報告書をご持参下さい。

<<他院から尿路結石の治療目的で紹介受診される患者様へ>>

治療目的で受診されます場合、通常より診察・説明に時間がかかるため、出来る限り一般の患者様とは診察日時を分けてご案内いたしております。
また、出来る限り早期に治療を受けて頂けるよう、日頃より多くの患者様をご紹介頂いている病院様へは、事前に予約を取って頂く旨お願いしておりますが、万が一事前予約されていない患者様は、お電話にてその旨ご連絡頂けますと幸いです。
(当院より紹介元病院に連絡し紹介状を取り寄せた上で診察予約をお取りします。)
【尿路結石とは】
腎・尿管・膀胱・尿道結石の総称です。
生活習慣病の一種とも言われ、運動不足や肥満、食生活の欧米化などが原因となり、男性では7名に、女性では10名に1人が経験するといわれるほど多い病気です。
激痛を生じることもありますが、無症状のまま腎臓に重大な障害を生じてしまったり、健康診断で偶然見つかることも少なくありません。
体外衝撃波結石破砕術(ESWL)

<<尿路結石による痛み>>

尿路結石は激痛を生じる疾患として広く知られていますが、実は、痛みの無いまま腎臓に非常に重大な障害を引き起こすこともある大変怖い疾患でもあります。
尿路結石による痛みは、通常、結石が尿管に詰まり、尿の流れを妨げた時に腎臓が腫れて(尿が貯まり膨らんで)生じます。しかしながら、腎臓が腫れた状態が数日間続くと(変化が無いと)、身体がその状態に慣れてしまい、痛みを感じなくなってしまうことが多々あります。その状態を「治った」と勘違いしてしまい放置されてしまう患者様は、決して少なくありません。
心当たりのある方は一度受診されてみては如何でしょうか?
【尿路結石症の方・過去に尿路結石と診断された方へ】
当院には、現在尿路結石を有しておられる患者様が年間約500名来院され、その他、過去に尿路結石と診断された方も数多く定期検査(再発確認)目的で来院されます。
尿路結石と診断されたことのある方の中には、「痛い時だけ救急を受診すれば良い」「石が出たから問題解決した」と思っておられる方も少なくないと思います。
「他院では『症状があれば来院して下さい』と説明された」と話される患者様も少なくありません。
しかしながら、実はそういった患者様の中には、尿管に結石が残ったまま長期間放置されてしまい、数年後たまたま受けたエコー検査などの際に、腎臓機能が低下し元に戻らなくなった状態で見つかる患者様がおられ、当院でも時々遭遇します。
そうなりますと、治療が大掛かりになるだけでなく、治療不可能となる場合もあり、将来もし反対側の腎臓まで悪くなってしまった場合、透析が必要になるなど取り返しのつかない事態となってしまいます。
そういった事態を避けるためにも、当院では、尿路結石を有しておられる患者様のみならず、尿路結石を経験された患者様には、最低でも年1回の定期検査をお勧めし、診察後には状態に応じて、必ず次回(3か月〜1年後)の予約をお取りするようにしています。
【尿路結石の治療方法】
尿路結石の治療方法には、以下の方法があります。
  1. 薬で自然排石を待つ治療法。
    発症からの期間が短く、結石が小さくい場合などには、自然排石が期待出来る場合があります。
    ※結石の排出を自覚され痛みが消えても、必ず一度は診察を受け、腎臓の腫れなどが改善し治療が終了したことを確認する必要があります。
  2. 薬で結石を溶かす治療法。
    ごく一部の結石に限り、薬を長期間服用することで溶解できる場合があります。
  3. ESWL(体外衝撃波結石破砕術)
    手術的治療の中では、最も身体への負担が少ない治療法です。
    結石の多くで、適応となります。
    麻酔不要で、通常はカテーテルを入れることもなく、部位により日帰り治療も可能です。
  4. TUL(経尿道的尿管砕石術)
    全身麻酔または下半身麻酔を行い、尿道から内視鏡を入れて結石を破砕します。
    通常、手術後には腎臓から膀胱までカテーテルが入り、後日抜く処置が必要です。
  5. PNL(経皮的腎砕石術)
    大きな腎結石の場合など、上記の治療では難しい場合には、背中から腎臓に直接内視鏡を入れて結石を破砕します。
    治療後には数日間、背中から腎臓にカテーテルが入った状態となります。
  6. 切石術
    お腹を切って結石を取り除く治療です。長期間放置された結石など、他の治療法では困難が予想される場合に行われる治療法です。
当院はESWL(体外衝撃波結石破砕術)の専門病院です。
当院では、ESWLを行われている他の多くの病院には無い、エコーによる、安全かつ最も治療効率の良いESWLを行っており、地域においても当院の優れた治療技術が認められ、紹介患者数が年々増加しています。
治療までの平均待機期間は、混み具合や患者様ご本人の状態によりますが、数日〜2週間程度となります。
当院では、病状について十分ご理解頂き、納得して治療を受けて頂けるよう、出来る限り丁寧に説明することを心がけて治療を行っています。
また、治療後には定期検査・再発予防に関するアドバイスも行っています。
【ESWL(体外衝撃波結石破砕術)とは】
体外衝撃波結石破砕術(ESWL)
手術的治療の中では、最も身体に負担の少ない治療法です。
身体を切ったり、内視鏡を入れたりすることなく、体の表面から衝撃波(振動)を当てて結石を細かく破砕する治療法です。 細かくなった結石は、尿とともに体外に排出されます。 結石の多くは、この治療の適応となります。
麻酔は不要。通常、鎮痛剤の座薬を使用して行います。
結石の部位によって、1泊入院または日帰りで治療を行います。
結石破砕前 矢印 結石破砕後
<<当院のESWLの特徴>>
当院では、全国でも数少ないエコー方式でのESWLを行っています。
以下に、方式(レントゲン式・エコー式)の違いについてご説明いたします。

レントゲン式
沖縄県内のみならず国内・海外の殆どの施設では、ESWLを行う際、レントゲンのみで結石の位置を確認し、破砕しています。 しかしながら、レントゲンに写りにくい結石では治療が不可能であったり、結石の部位によってはレントゲンに写っていても困難な場合があります。また、大量ではないものの治療中の放射線被爆も避けられません。放射線被爆を少なくするためにはレントゲンを当てる時間を減らす必要があり、レントゲンを当てていない時間(治療中の大半)は、結石を見ずに衝撃波を当てていることになります。もしも、見ていない間に結石が大きく移動していたら・・・、次にレントゲンで結石の位置を確認するまでの間、一時的ではあるものの衝撃波が当たっていない(結石ではないところに当てている)状況が生じてしまうことになります。

エコー式
⇒当院で採用
レントゲンに写りにくい結石を含め、部位に関わらず殆どの結石に対して治療可能ですが、最大の利点は、治療精度・効率・安全性に優れる点にあります。
エコーで結石を確認しながら治療を行う場合、放射線被爆の問題が無いため、常に結石の位置や状態を確認しながら治療を行うことが出来ます。少しの動きも見逃さず、ピンポイントで結石に衝撃波を当て続けられることから、衝撃波の無駄射ちは無く、高精度・高効率・安全性の高い治療が可能となります。
エコーによるESWLを行うには、かなりの技術と経験を必要とするため、全国的にも殆ど普及していないのが現状です。
当院でも、2006年までは他院同様レントゲン式でのESWLを行っておりました。
が、エコー式を長年経験してきた新井医師が着任後、最善の結石破砕治療を行うべく2007年にエコー式に機種変更し、その後は、良好な治療成績と他院では行えない治療ということで高評価を頂き、紹介患者数(治療件数)は年々増加し、現在は年間約160名の患者様に治療を提供させて頂いています。
また、エコー式ESWLのエキスパートとしての評価から、県内外から多くの医師や技術者が見学に訪れ、技術指導なども行っております。
<<見学者>>
 H病院(富山)、M病院(東京)、A病院(千葉)、S病院(千葉)、S病院(静岡)、K病院(京都)、K病院(和歌山)、K大学病院(福岡)、M大学病院(宮崎)、他
<<治療実績>>
年度 治療件数(新患)
2016年度 162名
2015年度 160名
2014年度 148名
2013年度 151名
2012年度 134名
2011年度 113名
2010年度 133名
2009年度 135名
2008年度 99名
2007年度 97名
2006年度 61名
2005年度 24名
2004年度 15名
2003年度 8名
【主な紹介元施設】
恩納クリニック、県立中部病院、県立北部病院、中部徳洲会病院、中頭病院・ちばなクリニック、古堅南クリニック、牧港泌尿器科、琉球大学病院ほか(五十音順)
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